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vol.4「託児ボランティア「かるがも」」

キーワード #ボランティア #マネジメント #役割分担 #コロナ対応

 託児ボランティア「かるがも」は、2004年に那珂川市の子育て中のお母さんたちが、子育て中のパパママや子どもたちが短時間でも息抜きや交流ができる場所づくりとして立ち上げた団体です。6ヶ月から未就学児までを対象に那珂川市内外のお子様を月1回、地域福祉会館でお預かりし託児の活動をしています。

 約20名の幅広い年齢層のメンバーで、保育士や養育里親、民生委員、ベビーマッサージの先生など、子どもが大好きで、自分達の経験も活かし、かるがもの活動以外にも個々に子どもたちに関わる活動を行っています。どのような方が活動に向いているかを尋ねたところ、「周りを見れて、他の人の意見を聞き理解できる人」との答えが返ってきました。子どもたちの特性や個性はそれぞれで、また、親御さんの子育てに対する価値観や考え方もそれぞれ、自分本位の託児になってしまわないようにするためだそうです。

 また、メンバーを2グループに分け、会長と副会長、書記が役割分担をしながら、活動の出席確認はメンバーに合わせて電話やメール、LINEを使って連絡をします。会長だからや役職があるからではなく、メンバーと同じ目線でいながらも一歩引いて見守り、尚且つ重要なところでは先頭にたって動いています。

 現在の代表は4代目で、時代の変化やニーズに合わせメンバーと意見交換しながら、より良い活動ができるように改革してきたそうです。コロナの影響で活動が制限され託児スペースの定員制限や託児場所の制限などを機に、既存の託児だけではなく、行政の講演会の託児や地域のイベントの際の出張託児などができるように改善してきました。そして、それぞれの変更にあたっては、会長の一存ではなく、メンバー全員に打診をし、疑問など些細なことでもキチンと丁寧に納得するまで説明することが、団体を円滑に動かすために重要だと仰っていました。

  託児ボランティア かるがも

取材協力/那珂川市ボランティア支援センター 藤 美砂 様

文責 相談員/永田 賢介